インコさんの保温:5 自作ビニールカバー
100円均一ショップで入手した資材を活用したところ、ケージ内は30℃オーバーの南国へと変貌した。
費用216円。
Paradise?

材料は2つ
ダイソーさんでビニールのテーブルクロス(小鳥飼いの皆様には常識アイテムらしい)と、お菓子等の袋をシーリングする道具を買ってきた。
もちろんそれぞれ100円(税抜き)。
テーブルクロスの仕様は下記の通り。
* 大きさ 1200×1500mm
* 厚み 0.1mm
* 耐熱温度 60℃
* 素材 塩化ビニール樹脂
そして謎の物体

いざ、作成
買ってきた日は、クロスを取り出してみて噂のビニール臭を確認、対策のため干した。そのまま一週間が(忙しくて何もせぬまま)経過し、いよいよ作成に入る。
まずは、テーブルクロスを切る。
奥から三面を覆い、さらに上と手前を覆うという形でやってみることにする。
ケージの高さ+αを考え、縦半分に近いかたちでカット(下図のブルーの部分)。
残り部分を、ケージの幅+αにカット(下図のピンクの部分)。
謎の図

中心を合わせ、上図の赤い●のところをシーラーで止める。シーラーにはストックしてあるエネループを入れた(単3を2本使用)。
シーラーはあまり長く押えていると焦げる。両端をしっかりと引っ張って、ゆっくり滑らせるとうまくいった。よく見なければわからない程度の線が入っており、広げてみるときちんと止まっている。確かに「これっ!!便利」である。
次に、緑と青の●のところを止める。ここは角になるので、繋ぎめのところが難しいが適当で良い。
完成!
止めたところを内側にして形にしてみる。ケージに被せると……おお、ぴったりだ。
上図の通り、ブルー部分が手前にまであまったがこれはそのままケージの一部に爪楊枝で止めた。写真にも写っている。見映えは悪いが良しとしよう。重なるほど余れば手前を両開きにできたが、そこまでは求めるまい。隙間が出入り口を開ける幅なのでちょうど良いとも云える。
なお、上から垂らした余りはカットした。
早速実験、温度とともにテンションも上がる
今回、カバーをぎりぎりのサイズで作成したため、ヒーターはケージ内に入れてある。ヒーターの真上に小鳥が乗らないよう、小動物用のステージを設置してみた(これがひどい不良品だったのだがそれはまた別の機会に)。
サーモのセンサーをヒーターから離れたところへ設置し、念のためステージの上にも温度計を置いておく。
ちょっと放置していただけで、ステージ上の温度計が35℃を記録していた。触れてみると、木のステージが湯たんぽ並の温かさである。まるで岩盤浴だ。
このときセンサーは28℃だった。
やはり、ヒーターからの距離で相当温度差が出てしまうらしい。強力なヒーターだからこその弊害である。
100Wヒーターの故障なども考えると、常時接続で20W程度のヒーターも入れたほうが良いかもしれない。
また、湿度が異様に下がったので水を入れてやる必要もありそうだ。
何にせよ、温度を確保できて良かった。我が小鳥よいつでも来るがいい。