君と小鳥と自転車と

ピンクのコザクラインコ、持たない生活、ときどき自転車

より良い自転車生活

どうでもいい話。

提督は電チャリ乗りである。

ほんとうはクロスだのロードだのに乗ってみたいが、体力がなさすぎるので電チャリだ。だが、自転車愛という点において、乗っているものは関係ねぇ!と負け惜しみを言っている。


PAS CITY-X - 電動自転車 | ヤマハ発動機株式会社

 

切欠

もともと、提督は自転車に乗れない大人だった。

水泳と自転車は身体が忘れないなどと言うが、見事に忘れてくれたこの情けない身体能力。

幼い頃は確かに青い自転車で疾走していたものだが、大人になって借りた自転車に乗ろうとしても乗れないこと数回。

すっかり諦めて、歩けばどこでも行けると嘯いていたのだが、引っ越しを機に気が変わった。

心変わり (岩波文庫)

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新居は丘の上に建っており、帰宅するには激坂を登らねばならない。そして、駅までが遠い。

これは自転車に乗れたほうが良い、と一念発起。

 

選択

調べ始めると、昔の自転車とは違って電動自転車はかなり乗りやすく、『ライトをつけるとペダルが重い』などということもないらしいとわかった。

クロスやロードも軽々と坂を上れると知ったが、体力的に不安があったのと周囲に自転車乗りがいなかったため、欲しくなったら買えばいいだろう、と最初の一台には選ばず(その後、兄提督がBianchiBROMPTONを所有していたと知る。早く言え)。

国産電動自転車の三巨頭であると思われる、YAMAHAPanasonicBRIDGESTONEのサイトを眺める毎日が続いた。

選択の基準はふたつ。

ひとつは、コンパクトなこと。めぼしいものの全長を書き出し、何度も見比べた。

もうひとつは、直線的なデザインであること。どうも曲線が嫌いだ。提督家はゴミ箱も四角、皿も四角である。できれば、ホリゾンタルフレーム(上部が水平なかたちをしているもの)が良かったが、希望は叶わず。

結果、目を付けたのが冒頭にリンクしたYAMAHAの電チャリ。全長157センチ程度というミニマムな外観が気に入った。

 

そもそも乗れるのかわからなかったが

練習のため、友人に電チャリを借りた。

超冒険であるが、十数キロ離れた駅で借りて、そのまま乗って帰った。最悪、押して歩けばいいと思っていたが、直線の道は何とか乗れた。

その後一ヶ月ほど、最寄り駅までの通勤に使用させてもらった。最初のうちこそ何度も落車しそうになり、狭いところはいちいち降りて押し、という情けなさだったが、徐々に乗れるようになった。

なんとかいけそうだ、と判断。ひとまず借り物を返しに行き、帰りにふらっと寄った自転車屋でたまたま希望の車種をみつけ即購入。

欲しかった色はなかったのだが、サービスで前かごをつけてもらい、乗って帰ったあの日はほんとうに嬉しかったものである。

以来、5キロ程度の距離なら自転車移動が常だ。30分もあれば余裕で着くし、公共交通機関を使うよりも早いのである。

たまに、自転車に乗りたいというだけの理由でフラリと遠くまで行くが、体力がシニアなのですぐ疲れてしまうのがつらい。身体も鍛えなくてはならないなぁ。

 

本題

ここからが本題である。どうでもいい話が長過ぎたので手短に行きたい。

 

自転車に乗るための免許はないが、ルールはもちろんある。

最近、最低限のルールを守っていない人間を多くみかける。

こんなところで書いても何の足しにもならないとは思うが、自分の覚書も兼ねて書いておく。

公道は走らない、自宅の庭でしか乗らない、という方にはますますどうでもいい話である。

なお、自転車ルールはどうやら条例で定められているらしいので、地域によって差があるかもしれない。

 

自転車に装備しなくてはならないもの

1:ベル

ベルは必須である。提督の電チャリにもちゃんとついている。とても綺麗な音が鳴る。だが使うことはない。

2:前後のブレーキ

普通の自転車にはついているのだが、ついていない車種もある。一般人は乗らないと思うけれども。

夜間走行時に必要なもの

1:前照灯

前を照らすライト。自転車本体についていなくても良いらしい。点滅するライトはアウトであるようだ。このごろ無灯火の自転車が多くて危険である。夜道は照らして走ろう。

2:後部の反射板

後部から照らされたときに視認できる反射板。これも自転車本体ではなく、背中にくっついていればOKらしい。色は赤色や橙色が決まり。

走ってはいけない場所、方法

1:車道の反対車線

これを守らない大人が多すぎる。最近できたルールらしいので、年配の方に多い。車道を逆走するのは違反行為である。

2:並走

これは子どもに多いのだが、横に並んで走るのは違反行為である。縦に並んで一列で走ろう。

3:二人乗り

昔は提督も良くやっていた。ステップって今もあるのだろうか。だがこれも違反である。

4:チャイルドシート×2 + おんぶ の4人乗り

子どもは二人までしか乗せてはいけない。おんぶひもとチャイルドシートを駆使すれば三人乗れるが、乗せていいのはその三カ所に二人までである。

5:イヤホン・ヘッドホンをつけての走行

気持ちはわかるがとても危険なのでやめよう。捕まると罰金の可能性もある。

6:車道を右折

原チャと同じで、自転車は二段階右折が決まり。横断歩道を使いましょう。

 

こんな風に乗ると運動的に良いらしい

1:サドルは高め

ペダルを踏みきったときに足が真っ直ぐするくらいが良いという。つまり、地面に足がべったりというのはよろしくないようだ。

2:足の先で踏む

土踏まずではなく、指の下あたりでペダルを踏むと良い。

3:股ではなく、尻を乗せる

背を丸めすぎず、尻をきちんとサドルに乗せて姿勢を保とう。

4:腹に力を入れ、腕の力も使う

足だけで漕ぐのではなく、上半身も使って進もう。

5:脚を細くしたい場合はギアを軽く

ギアを軽くするとなかなか前に進まないが、くるくると軽くたくさん漕ぐことで脚細効果があるらしいので女性の方は試していただきたい。

 

まとめ?

自転車は、歩道も車道も譲らなくてはならない。不便なところもあるが、風を感じて走るのはとても気持ちがよいし、好きな処へ自分の脚で行かれるというのがいい。電気はちょっと使うが排気ガスを撒き散らすことはないし、かなりエコな乗り物である。

最近は、商業施設に駐輪場が必須であったり、レンタサイクルが流行ったり、良い世の中になってきているのかもしれない。

ただ、自転車専用道路というものを時たま見かけるが、あれは自転車に乗らない人間が作ったんだろうといつも思う(とても狭かったり、滑りやすかったり、がたつく石畳だったり)。

たとえばオランダや北欧のように、健康な大人は自転車乗り、という風潮になれば嬉しいのになぁと思う電チャリ乗りなのだった。

 

 


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